アイビーって日本人のもつきまじめさとどこかでピタッと合っているんだ
VANは1960年代後半から日本の若者にアイビー・スタイルを創り出した。本家アメリカではアイビーは東海岸のエリートの若者が着こなす「体制側の服」であったが、日本では旧態依然としたメンズファッションに対するアンチテーゼとなりカッコよかったのだ。ジーパンにスニーカーこそがアメリカでの多数派であったが、日本ではオーセンチックなものが残った。たしかに不思議な現象には違いないが、もしかしてアイビー・スタイルは日本人特有のきまじめさに一番フィットした服だったかもしれない。
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