産業能率短期大学編
この本が1958年出版と知って驚いた。戦争が終わって、まだ13年しか経っていないのに早くも企業における管理職と社員の摩擦が問題になっていたのだ。いや、もしかすると戦前から、もしくは江戸時代から、上司と部下の考え方の齟齬は起こっていたのかもしれない。上司を追及していた平社員もやがては管理職となり、今度は自分が追及される側になり「近頃の若者の考えがわからん」などとぼやくのだ。これは組織の宿命なのか、それとも人生における因果応報なのか。
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