世界の各民族に求愛のかたちのさまざまをみる
動物専門の雑誌だが特大号では「人間」の求愛行動についても記されていた。求愛のかたちは人さまざまだが、世界の各民族となるとさらに違っている。テキサスの若者がノーベル賞作家川端康成の「伊豆の踊子」を読んでも恋愛小説だとは思わなかったという。学生と踊子の愛の抱擁シーンもなく、ただ踊子は学生に向かって「大島は、あんなに近いのだから、いらしてね」というだけだ。日本人なら、そこで踊子の恋心が痛いほどわかるのだが海外では通用しないらしい。実に男女の求愛の表現はさまざまなのだ。
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