神に誓って愛している
クリスマスにはケーキを食べ、元旦には神社で柏手を打ち、お盆にはお坊さんを呼ぶ。神がいるとかいないとか、正直、日本人の我々にはあまり重要ではないのかもしれない。日本の思想や科学の発展は西欧のように「神の束縛からの脱却」をエネルギー源にはしてない。関孝和や杉田玄白、平賀源内は神道や仏教界から批判を受けてない。しかしガリレオやダーウィンはそうはいかなかった。命がけだった。西欧の街角で天高く聳え立つ厳父のような天主堂を前にすると神との相克が偉大な思想や科学を生み出す源であったことがよく分かる。
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