サンパウロの日本人街
熊本県には移民として南米に渡った多くの方々がいる。間部学と藤森謙也も親に連れられ戦前に移民船で故郷を離れている。彼らを待ち受けていたのは過酷な労働環境と貧困と差別だった。農業労働者ではなく農奴に近い扱いを受けた人たちもいた。そのような中でも親たちは子供の教育機会だけは守り抜いた。やがて、その子たちがブラジルやペルーの政治や経済、法律、芸術界を牽引するまでになった。間部学(マナブ間部)は世界的な画家となり、藤森謙也(アルベルト・フジモリ)はペルーの大統領までになった。苦難の歴史と努力と活躍は語り継がれるべきだと思う。
NAMIDA Booksについて