百恵・淳子と同期の新人歌手
「卒業したら上京して歌手になりたい」と言われて、「おーそうか、がんばれ、応援するよ」と送り出してくれる親はどれだけいるだろうか。でも子供たちがみんなみんなが親の言うことを守って夢を諦めたら、この世からスターがいなくなる。一人のスターの誕生の影には千人の悔し涙が横たわっていると云う。同期の輝かしい出世を横目に、嫉妬、焦燥、嫌悪をなんとか乗り越えて、それでも歌い続けることができる人は本当に歌が好きな人だけだろう。その時点で、彼らは既に人生の半分は成功しているスターに思えてならない。