キャンペーン、興行、コンサート
芸能事務所が一人の新人スターを誕生させるのと製薬会社が新薬を開発するのとは似ていると思う。新薬の開発は1000に3つといわれ、ほとんどの化合物が動物試験、臨床試験の段階で副作用が出て、膨大な開発費用が泡と消えていく。スターも同じに違いない。やっと芽が出たと思いきや、スキャンダル、仲たがい、ギャラ問題、事務所の鞍替えなど、トラブルばかりが続く。それでも一人スターが誕生したら(新薬が承認されたら)投資が回収されるのだろう。だから製薬会社も芸能事務所も継続できている。音楽業界もお笑い業界もアイドル業界も熾烈だ。裏方の経営者、マネージャーが気が休まることはあるのだろうか。